略称は『天』など。基本的には前作のシステムを踏襲しつつ、空中ガードや怒り溜めの廃止など、システムが変更。また、連斬という連続技システムが導入されている。
天の浮橋 ワインレッド ルバーブ 優しい響き マナー スピネル うむら タルブロク ドライブ ドマリエ スペツナズ シルク ダンネージ タイフーン かきょう ストリ 薪の音 次世代 スコア ロッジ まいこ ギャンブ リプリン リマーク しまやま フィト マリッジ ラニン オダマキ ジンバク ステップ フリー ストック ムッシュー かまど シンボリ トルクア ブルネイ メクチュ ライト ノッブ ソンブ 道のつづき ミノス マキシム データ ラチア ビンゴ シャド マキザサ
本作のストーリーは「『斬紅郎無双剣』の後、『真』の前の話」という設定になっている。また本作のCPU戦はタイムアタックとなっており、一定時間内(キャラクターによって異なる)で6人のCPUを倒さないと、各プレイヤーキャラクターに設定されたライバルキャラクターが天草(悪)を倒してしまい、ライバルキャラクターとの戦いの後はバッドエンドとなる。6人のCPUを規定時間内に倒した後で「天草(悪)」、「壬無月斬紅郎」、「ライバルキャラクター」と続けて戦い、この3人を倒せばグッドエンド(キャラクター別のエンディング)となる。
ストーリーの中心は「風間兄弟」(蒼月、火月)で、特に弟の「風間火月」はこの作品の主人公でもある。にもかかわらず、やはりプレイヤーセレクトでは、1P側の初期カーソルは「覇王丸」に合わせられている(2P側の初期カーソルも覇王丸に合わせられている)。
『斬紅郎無双剣』に引き続き「ナコルル」と「リムルル」は胴体切断が起こらない(ついでに断末奥義の条件を満たしても断末奥義フィニッシュは出来ない)。
PS版『サムライスピリッツ 天草降臨スペシャル』では使用キャラクターに「チャムチャム」が追加されている(VSモードのみ)。また「壬無月斬紅郎」も業務用とネオジオ(ROM版)以外のハードではVSモードで使用可能である。
キャラクターイラストは白井影二が担当。
真説サムライスピリッツ 武士道烈伝(1997年)
通称は『武士烈』、『RPG』など。家庭用ゲーム機のネオジオCD、セガサターン(SS)、プレイステーション(PS)で発売されたRPG。
日本を舞台とした「邪天降臨之章」(『サムライスピリッツ』が元となっている)と、全世界を舞台とする「妖花慟哭之章」(『真サムライスピリッツ 覇王丸地獄変』が元となっている)の2本立て。なお、当初はこの2つのシナリオと江戸を舞台にした「魔都封滅之章」の計3つのシナリオの中から、ハード別に2つの組み合わせとする予定だったが、最終的にどのハードも前述の2つの収録となっている。主人公は「覇王丸」、「牙神幻十郎」、「ナコルル」、「ガルフォード」、「橘右京」、「チャムチャム」の6人の中から選ぶ。ちなみに幻十郎は「邪天降臨之章」ではパーティを組めない(「妖花慟哭之章」では疾風の鈴音との2人パーティ)。
ゲーム性はそこそこだが、異常に長いロード時間がとにかく厄介。ハードによって多少違うが、敵と遭遇したら1分待つのは当たり前である。
ネオジオCD版には「緋雨閑丸」の隠しシナリオ(この隠しシナリオには『龍虎の拳』や『ザ・キング・オブ・ファイターズ』のキャラクターが端役で登場する)、PS版には各サブキャラクターのショートストーリー、SS版には黒子の質問コーナーがそれぞれおまけとしてある。
キャラクターイラストは漫画家のしろー大野が担当した。
エンディングテーマの「天空(そら)へ」の歌を担当したのは「KEN(錦織健)」である。
SAMURAI SPIRITS 〜侍魂〜(1997年)
通称は『ポリ』など。SNK自社開発の新筐体ハイパーネオジオ64向けに製作された。グラフィックがこれまでの2Dから3Dポリゴンとなった。この作品及び、これを筆頭とした3Dシリーズは「ポリサム」とも呼ばれる。
システムは『天草降臨』のものを継承した形になっている。また、3Dゲームらしくステージ間移動などのフィーチャーも盛り込まれた。
主人公は「覇王丸」が再び返り咲く。ボスキャラクターは「壊帝ユガ」。
キャラクターイラストも新たに北千里が担当(以後新章まで)。
SAMURAI SPIRITS 2 〜アスラ斬魔伝〜(1998年)
略称は『アスラ』、『斬魔伝』など。こちらもハイパーネオジオ64向け。前作と同様3D格闘ゲーム。
前作に比べると2D風のシステムに戻っている。
主人公は「アスラ」。1P側の初期カーソルも彼に合わせられている。ボスキャラクターは前作に引き続き「壊帝ユガ」。
前作からのキャラクターである「色」の羅刹は「半陰となりし色」、「柳生磐馬」の羅刹は「柳生カラクリ磐馬」、本作の新規キャラクター「アスラ」の羅刹は「反面のアスラ」という様に、修羅・羅刹で設定が明確に区別され、キャラクターデザインも異なる描き分けがされた。また、風間兄弟も、「風間火月」の羅刹は「炎邪火月」、「風間蒼月」の羅刹は「水邪蒼月」とされ、こちらも描き分けがされている。他に今作で描き分けのあるキャラクターは「覇王丸」と「リムルル」と「服部半蔵」と「ガルフォード」がいる。
サムライスピリッツ!(1998年)
ネオジオポケットで発売。デフォルメキャラクターが画面狭しと剣を交える。ネオジオポケットカラー発売前の作品なので、画像は白黒表示である。
ベースは『天草降臨』だが、タイムアタック要素は無い。また登場キャラクターも「シャルロット」と「千両狂死郎」と「タムタム」と「首斬り破沙羅」と「花諷院骸羅」が容量の都合上で削除された代わりに、「色」が隠しキャラクターで登場する。
サムライスピリッツ新章 〜剣客異聞録 甦りし蒼紅の刃〜(1999年)
略称は『新章』、『蒼紅』など。アーケード作品ではなくプレイステーション(PS)にて発売された3D格闘ゲーム。
ストーリーは『アスラ斬魔伝』から約20年後の設定。キャラクターも一新しており、主人公は「九葵蒼志狼」。ボスキャラクターは使用キャラクターによって異なる。過去作から続けてプレイヤーキャラクターとして登場するのは、年を経た覇王丸と服部半蔵(実際には半蔵の息子・真蔵)のみ。ナコルルとリムルルはプレイヤーキャラクターではなく、ストーリー上の重要サブキャラクターとなっている。
登場キャラクターは23人で、あるキャラクターでクリアすると対応するキャラクター(必殺技などが元のキャラクターと同じである事が多い)が使用可能になる。
現時点では『サムライスピリッツ』のストーリーは、実質この作品で完結という形になっている。
サムライスピリッツ!2(1999年)
前作(『サムライスピリッツ!』)と同じくネオジオポケットで発売。ベースは『アスラ斬魔伝』だが、「柳生磐馬」が削除され、使用キャラに「シャルロット」と「柳生十兵衛」が追加されている。
各種条件で入手できるアイテムによりキャラクターの強化が可能。隠しコマンドで使用できる「壊帝ユガ」はこれを使用しないと秘奥義が使用できない。
サムライスピリッツ零(2003年)
略称は『零』など。SNKプレイモア許諾、悠紀エンタープライズ開発。『天草降臨』以来7年ぶりの2D格闘ゲーム。タイトルは当初『サムライスピリッツゼロ』と公表されていたが、程なくしてゼロから零に変更された。
『天草降臨』から導入されていた連斬システムを削除、新たに剣気というゲージを搭載。初代のように一撃が重いゲームに回帰した。また、強斬りのみ、初代や『真』と同様の入力となった(Cが蹴り、Dが後述する「瞑想」)。「修羅・羅刹」システムも廃止され大部分のキャラクターは技が統合、「覇王丸」や「ナコルル」などはその羅刹と同様の性能のキャラクターが追加された(「羅刹丸」、「レラ」など)。
あるキャラクターのエンディングが他のキャラクターのエンディングに繋がるなど、凝ったストーリー構成になっている。
主人公は「徳川慶寅」。2D格闘としては前作にあたる『天草降臨』とは違い、プレイヤーセレクトでの1P側の初期カーソルはちゃんと「徳川慶寅」に合わせられている(2P側の初期カーソルは「覇王丸」に合わせられている)。ボスキャラクターは「兇國日輪守我旺」。この慶寅と我旺と「劉雲飛」の3人は和月伸宏によってデザインされた。また、内藤泰弘が「妖怪腐れ外道」をデザインしている。
隠しキャラクターとして、「ガルフォード」の愛犬・パピーが使用できた。
PS2版(CEROレーティング15歳以上対象)ではネオジオ版の中ボスである「萬三九六」と「黒河内夢路」が使用可能になった(因みに三九六と夢路は続編の『零SPECIAL』には登場しない)。
本作における新キャラクターの声の出演は、内海賢二を筆頭とした賢プロダクションの声優が大多数を占めた。
キャラクターイラストはたっくんが担当。ポスターイラストおよび家庭用ネオジオ版のパッケージイラストは金田榮路。
サムライスピリッツ零SPECIAL(2004年)
略称は『零SP』など。SNKプレイモア許諾、悠紀エンタープライズ開発。『サムライスピリッツ零』のバランス改訂、キャラクター追加版(いわゆる、マイナーアップバージョン)。
システムの都合上により飛び跳ねての投げ合いになりやすい、「妖怪腐れ外道」の前転→コマンド投げが強力無比、あるキャラに反則的なデバッグ技が残されている、など幾つかの問題はあるが、全体としてゲームバランスはシリーズ最良との声が多い。
ストーリーは無く、『ザ・キング・オブ・ファイターズ '98』や『2002』のように、お祭り的要素が強い。
かつてボスキャラクターだった「天草四郎時貞」、「羅将神ミヅキ」、「壬無月斬紅郎」、「兇國日輪守我旺」の4人がプレイヤーキャラクターとして追加された。また、この4人は同作でもボスキャラクターとしても登場する。
残虐表現が『アスラ斬魔伝』以来の復活。しかも「絶命奥義」をはじめ、全キャラクターにこれまでの殺害パターンが復活し、新しいもの(焼死、生首、轢断など)を含む多種多様の殺害パターンが追加という『モータルコンバット』さながらの改修がなされた。歴代で最も残虐表現が多発した作品である。家庭用ネオジオ版での残虐表現については同年6月1日に発生した佐世保小6女児同級生殺害事件に配慮して修正された(胴体斬りなどの演出も削除)が、発売前に一切告知が無かった為に購入者からの苦情が殺到し、結果として物議を醸す事になった。これに対する抗議の署名も行われたが、 SNKプレイモアは個人情報保護の観点から受け取りを拒否した。ただ、一閃のフィニッシュ時に音声バグが起こる等の不具合が発生したため、それについての交換は受け付けた(お詫びの記念品としてナコルルのキーホルダーが発送された)が、先述した本来の残虐・胴体斬り表現については修正はされなかった。
ネオジオ以外の家庭用ゲーム機への移植は前述の理由から現在もされておらず、2008年中にPS2・Wii用ソフトとして発売が予定されている『サムライスピリッツ 六番勝負』にも収録されない。 ただし、海外で発売されるPS2用ソフト『Samurai Shodown Anthology』には収録される。
キャラクターイラストは伊藤サトシが担当。
サムライスピリッツ 天下一剣客伝(2005年)
略称は『剣』、『剣客伝』など。SNKプレイモア許諾、悠紀エンタープライズ開発。MVSの後継としてサミーのATOMISWAVEという業務用ゲーム汎用基板を用いた作品。現時点では2Dシリーズ最終作と言われている。
過去作品をモチーフにした5種類に、今作独自のものを加えた6種類の「スピリッツ」(システム)を選択できる(PS2版ではさらにエディットが可能な「祭スピリッツ」を含めた3種類が追加)。
過去の2D作品に登場したキャラクターほぼ全てが出演し、隠しキャラクター・ボスキャラクターを含めると総勢42名を数える。PS2版ではさらに「パピー」や「チャンプル」などの動物キャラクター、「羅刹ガルフォード(パピーをつれていない)」や「キム・ウンチェ(韓国版の骸羅)」(金雄載)などのEXキャラクターが追加されている。特に主人公は設定されていないと思われるが、初期カーソルは1Pが「徳川慶寅」、2Pが「覇王丸」に合わせられている。ボスキャラクターは「魔界を統べし我旺」。
また、新キャラクター「いろは」のメイド服を和風にアレンジし露骨に胸や脚を強調した服装や、日本の昔話「鶴の恩返し」をベースに旦那様の為に御前試合に出るというストーリーが発表当初から注目された。僅か数ヶ月程でワンコインフィギュアやレジンキットが発売され、更にPS2版の初回出荷分にもフィギュアが特典として付属されている。なお、CPU戦でのいろは専用ステージ「奥州漆山」では、演歌歌手の真帆花ゆり(現・伊吹友里)が歌う「夕鶴の舞」がBGMとなっている。
本作独自のストーリーを持ち、一連の作品と直接の繋がりはなくパラレルワールドとなっている。特に顕著なのはエンディングで、ほぼ全てのキャラクターが自分の理想を実現することにより、『天下一剣客伝』より前の作品の設定や物語とは大幅に異なるものになった。
『零SP』と同様にお祭り的な作品だが、徹底的に残虐要素を廃したり、イラストの絵柄も変わり明るい雰囲気を作り出していて、暗くシビアな世界観を強調した『零SP』とは対照的である。それもあってか、PS2版のCEROレーティングは12歳以上対象となっている。
PS2版はマルチマッチングBB対応。ネットワークを介して通信対戦ができる。
声の出演は「炎邪」、「水邪」、「黒河内夢路」を除き声優が一新された。これについては否定的な意見が少なくない。なお、本作で参加した声優にはアイムエンタープライズ所属者が多い。PS2・Wiiで発売の『六番勝負』では、オプションで一部のキャラクターのみ従来の声優陣で再収録されたものに変更できる。